昨日 美由紀ちゃんが来た。
昨日 家に帰ると美由紀ちゃんがいた。
色々なSNSで私がある人の為、変わろうとしていることを知ったからだ。
「なつめさんも恋を知ったんですね。」と唐突に。
「恋はしてません。私はただ 普通の人間に成ろうと努力しているだけです。」
「・・・・・?」
敢えて 彼女のことは聞かなかった。
その後 鶏肉のみそ漬けのソテーとカマンベールチーズのフライで夕食をとった。
今日はお休みだったので、描いてみた。
ごまにゃんと木彫りのくま。
これ仕事にできるかな。
自分で何かお店を開くとして。
私もいい歳。
飲食関係・サービス・事務・ITなど様々な仕事を経験した。
資金もある。
何かお店を持ってみるか。
だが 今 特別にやってみたい事は無い。
ご時世の特殊事情もある。
別に儲けなくてよい。
来てくれた方が、ゆっくりくつろいでくれるものなら。
何か いいものがあったら教えて欲しい。
いい店てなんだろう。
この頃 浅草のような有名観光地にて働いていて、強く思う事がある。
お客様にとて「いい店」って何だろう。
「味」「ブランド(名前)」「価格」「雰囲気」
グルメガイドで評価が高いから、テレビなどのメディアで美味しいと言っていたから。
創業何年の歴史がある店だから。
何万円もする料理だから。
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何か違和感を覚える。
食べる側・買う側のステータスを満たすためのも?
提供する側も 受ける側も「確固たる自分」がなくなっている。
私が言うのは 確かにきれいごとだと判っている。
だが 非常にむなしく思う。
浅草などで働いている人達を見ていて、「仕事」に仕事させられている状態。
だから みんな余裕がない。だから サービスも納得いかないものになっている。
唯々 仕事をこなしている。
殊に 老舗と呼ばれている店は顕著。観光地ゆえ黙っていてもお客は来る。
胡坐など書いてはいないのだろうが、見ていて感じたのは「店を次に残すため、潰さないため」で営業している気がする。
確かに その思いは判るが。サービスはお客というモノから離れていってないだろうか。
自分を持たない「お客」、本来の意味を忘れた「お店」。
「ポイントが付くから」「クーポン割引が適用されるから」で行くのがいい証拠。
だから 私は飲食業から身を引いた。
ここニ・三日の出来事から。
ここ2・3日の間に、「怒り」の感情が若干出てきた。
今までは何があっても・言われても 何も動じなかったのに。
「浅草 鶏よし」の一件以来、なつめとなって初めて怒りに近いものを感じた。
原始的感情の中で1番激しいものからか。彼女の態度に怒りし、気分を害するなどと言う事は初めてのこと。意外と疲れるものだ。
これからも少しづつ、人間らしい感情を出していこうと思う。