いい店てなんだろう。
この頃 浅草のような有名観光地にて働いていて、強く思う事がある。
お客様にとて「いい店」って何だろう。
「味」「ブランド(名前)」「価格」「雰囲気」
グルメガイドで評価が高いから、テレビなどのメディアで美味しいと言っていたから。
創業何年の歴史がある店だから。
何万円もする料理だから。
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何か違和感を覚える。
食べる側・買う側のステータスを満たすためのも?
提供する側も 受ける側も「確固たる自分」がなくなっている。
私が言うのは 確かにきれいごとだと判っている。
だが 非常にむなしく思う。
浅草などで働いている人達を見ていて、「仕事」に仕事させられている状態。
だから みんな余裕がない。だから サービスも納得いかないものになっている。
唯々 仕事をこなしている。
殊に 老舗と呼ばれている店は顕著。観光地ゆえ黙っていてもお客は来る。
胡坐など書いてはいないのだろうが、見ていて感じたのは「店を次に残すため、潰さないため」で営業している気がする。
確かに その思いは判るが。サービスはお客というモノから離れていってないだろうか。
自分を持たない「お客」、本来の意味を忘れた「お店」。
「ポイントが付くから」「クーポン割引が適用されるから」で行くのがいい証拠。
だから 私は飲食業から身を引いた。